マンションの立地により赤城山からの吹きおろしである「赤城おろし」の影響を強く受け、常時強風の中での作業となりました。特に足場架設・解体時には細心の注意を払い、安全確保の上で作業を行いました。壁面にタイルを使用し、天井と一部外壁に塗装が施工されている一般的な仕上げのマンションです。
工事着手前に外壁タイルが数枚剥落しており、足場組立後にタイル面の全面打診調査を行い、浮きが発生しているタイルについてはエポキシ樹脂注入工法により補修を行いました。特に剥落の危険のある個所については、仕様よりも多く注入を行い、剥落防止処置を行いました。また、地震の影響もあり、構造スリット廻りでのモルタルの欠損が多く見られました。予算の関係で目地の新設は出来なかったが、中性化防止剤を塗布の上でモルタル補修を実施しました。
ピット式機械式駐車場の直上部に足場を設置する必要があり、外部駐車場に合計11台移動して頂いて足場を組みました。
これ等、状況に応じた提案と工夫により、しゅん工の際にお客さまから大変感謝をいただきました。