清洲橋長寿命化工事(塗装)

鋼構造物塗装
鉄構事業部
Works
現場名
清洲橋長寿命化工事(塗装)
施工時期
2018年2月~2020年3月
施工場所
東京都中央区日本橋中洲地内
東京都江東区清澄一丁目地内
施工拠点
鉄構事業部

周辺環境・施工のポイント

東京都内を流れる隅田川に架かる清洲橋は、全長186.3mの自碇式鋼鉄製吊り橋であり、関東大震災の復興事業として計画された橋です。現在の吊橋はワイヤーケーブルの構造が主ですが、清洲橋はチェーンケーブルによる日本唯一の橋りょうです。

2000年には土木学会の「第一回土木学会選奨土木遺産」に選定されたほか、2007年には国の重要文化財にも指定されています。

その歴史ある橋りょうの長寿化のため2018年から約2年間に渡り4社JVとして施工を行いました。現場周辺にはマンションが立ち並び、歩行者の通行が多く、水上バスや屋形船等船舶の往来が激しい環境下での足場構築、塗装作業は常に配慮が必要となりました。水上バスには観光客が多く注目度が高いため、重要文化財である橋りょうの形や色をイメージできるよう、足場の仮設を行いました。

このような著名な橋りょうの塗替え工事を手掛けることは大変名誉なことであり、構造物の価値を損ねないよう、品質を確保しつつ安全最優先で作業を進められたことは、過去の経験を生かした技術力の高い当社の強みであると言えます。刻々と変化する周辺環境に見合った最善の工法や安全対策を提案・実践し、インフラ維持に貢献する事が我々の使命であると思います。

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